糖質の消化・吸収

栄養士の基礎勉強講座〜わかりやすい生化学〜

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糖質の消化・吸収

 

糖質の消化

ヒトが糖質を摂取すると小腸粘膜で単糖(グルコース)にまで分解されると同時に吸収され、門脈を経て肝臓に送られるか、必要な場合は血液で組織に運搬されて利用されます。

 

ヒトが摂取する糖類のほとんどは多糖類のでんぷんで、まず唾液に含まれる唾液アミラーゼ(消化酵素)によって部分的に分解されます。

 

しかしその大部分は膵液に含まれる膵アミラーゼによって、マルトース(麦芽糖)にまで分解されます。

 

マルトースは、小腸の粘膜上皮細胞に存在するマルターゼ(消化酵素)により、さらに単糖(グルコース)にまで分解されてから吸収されます。

 

でんぷんと同様にヒトが摂取する主な糖であるスクロース(ショ糖)は、マルトースと同様に粘膜上皮細胞に存在するスクラーゼ(消化酵素)によってグルコースとフルクトースに分解されます。

 

ラクトース(乳糖)も同様で、粘膜上皮細胞に存在するラクターゼ(消化酵素)により分解され、グルコースとガラクトースとして吸収されます。

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細胞内への移動

 

でんぷんやスクロース、ラクトースなどから分解された単糖は、細胞内へ輸送されますが、輸送担体と呼ばれる物質がなければ単糖を細胞内へ輸送することはできません

 

グルコースとガラクトースはSGLT(ナトリウム依存性グルコース輸送体)により、Na+と一緒に細胞内へ取り込まれます。

 

フルクトース)はGLUT5(非ナトリウムグルコース輸送体)により、濃度勾配を利用して取り込まれます。
※GLUT5はグルコースとガラクトースも輸送します。

 

その後、細胞内へ吸収された単糖はGLUT2によって上皮細胞から毛細血管に排出され、門脈経由で肝臓に運ばれます。

 

糖質の輸送 図▼

 

 

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