病院で高血糖と言われたら?

病院で高血糖と言われたら?

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高血糖ってどんな状態?

 

高血糖と聞くと病気なのかなと思う方も多いかもしれませんが、

 

食後すぐには健康な方でも高血糖の状態が1〜2時間程度続きます。

 

しかし、医師から「高血糖ですね」と言われたときは

 

検査前には食事を抜いているにも関わらず,

 

血糖値が元の状態に戻っていないため、

 

食事以外の何らかの理由で血糖値が高い状態が続いているということです。

 

高血糖だから糖尿病にすぐなるというわけではなく、

 

検査数値の基準を超え、再検査の後、糖尿病という病名が診断されます。

 

 

血糖値って一体なんなの?

 

 

 

食事から摂取した糖質は、

 

ブドウ糖(グルコースともいいます)となって血液中に流れ込みます。

 

つまり血液に含まれるブドウ糖を血糖といいます。

 

人間のエネルギーの約60%以上は糖によってまかなわれています。

 

血糖値は血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことをいいます。

 

血糖値は様々なホルモンによって調節されていて、健康な人では空腹時の

 

濃度が70から110mg/d?に保たれています。

血糖値の調節

 

血糖値が上がると膵臓のランゲルハンス島β細胞から

 

インスリンと呼ばれるホルモンが分泌され、

 

血液中のブドウ糖は全身の細胞に取りこまれます。

 

※血糖値が下がるのは血液中のブドウ糖が細胞に移動するため、血管の中の血糖が少なくなるためです。

 

逆に血糖値が下がると、グルカゴンやアドレナリンというホルモンが働き、

 

血糖値を正常値に保つように働いています。

 

ここで覚えておいて欲しいのが、

 

血糖値が上がった時に使われるホルモンはインスリンだけなのに対して、

 

血糖値が下がった時には様々なホルモンが使われるということです。

 

血糖値とインスリン

よく勘違いしやすいのが、

 

インスリンは血液中の糖をどこかに排出していると思っている方が多いですがそうではありません。

 

血液中の使われなかった血糖値はインスリンの働きで、

 

様々な臓器の細胞などに取り込ませる役目を果たしています。

 

他にも血糖を中性脂肪に変え、貯蔵するのを促進したりしています。

 

 

 

血糖値の検査方法と高血糖

 

血糖値の検査にもいくつか方法があるので、

 

健康診断などで行われる検査方法を例に出して説明します。

 

健康診断などで検査する血糖検査は、

早朝空腹時血糖検査
とよばれるものです。
⇒その他の検査

 

早朝空腹時血糖の基準値

糖尿病型

126mg/dl以上

境界型(境界型糖尿病)

110〜125mg/dl

正常型

110mg/dl未満

 

早朝空腹時血糖はその名前の通り、

 

朝食を取らずに前日の夜以降(9時間以上空ける)

 

なにも食べていない空腹の状態で検査をします。

 

健康な状態では食後9時間経てば血糖値は減少しますが

 

血糖値を調整する機能に何らかの異常があれば検査結果に影響が出ます。

 

100〜109は正常値ではありますが、

 

その数値でも年齢や体重などの要素から、

 

医師から高血糖と判断されることもあります

 

境界型糖尿病とは?

 

境界型糖尿病とは、血糖値検査の結果から

 

糖尿病とは診断できないものの

 

将来的に糖尿病になる可能性が高い状態のことをいいます。

 

基本的に病院などの検査で「血糖値が高いですね」と

 

指摘されるのは境界型の場合が多いです。

 

もし境界型糖尿病と診断されたときは、

 

甘く考えずにご自身の生活習慣を見直しましょう。

 

糖尿病は遺伝的な要因の大きい病気ですが、

 

悪い生活習慣を続けると発症が早まる可能性も高いので気を付けましょう。

 

その他の血糖値検査

 

75g経口糖負荷試験(OGTT)2時間後血糖値検査

 

10時間以上空腹の状態で血液検査を行ったあとに

 

75gのブドウ糖がブドウ糖液を飲み

 

30分、1時間、2時間後に再度血液検査を行う方法です。

 

75g経口糖負荷試験基準値

200mg/ dl以上

糖尿病型

140〜200mg/ dl

正常型

140mg/ dl未満

境界型

 

※明らかな症状があり、糖尿病の疑いがある場合には、
ブドウ糖液を飲んだことによる血糖値の上昇を防ぐため行われません。

 

 

HbA1c検査

 

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシ―)とは?

 

HbA1cとは糖化ヘモグロビンとも呼ばれ、血液の色素たんぱく質であるヘモグロビンに

 

血液中の糖(ブドウ糖)が結合したものです。

 

体内の糖は色々なたんぱくに結合するため、

 

ヘモグロビンに結合している糖の割合が指標になります。

 

1〜2か月間の平均血糖値を示します。

 

その他の血糖値検査とは異なり、

 

長期的な血糖値を反映するため

 

前日や当日の食事や体調などによる影響を受けず

 

糖尿病の検査における重要な指標になります。

 

HbA1cの検査ははその他の病気を患っている場合、

 

正確に検査ができない場合があります。

 

溶血性貧血などの赤血球に影響のある病気の場合、

 

正確に検査結果が出ないためです。

 

HbA1cの検査基準

6.5%以上(国内基準は6.1以上)

 

 

糖尿病の診断と検査

 

通常、初回の血糖値の検査(空腹時血糖検査)だけでは糖尿病の診断は受けません。

 

初回の血糖値検査で糖尿病型と診断の後、いくつか条件を満たす場合に糖尿病と診断されます。

 

糖尿病と病名を明確に診断されるのは大きく以下の3パターンに分けられます。

 

@血糖値検査(空腹時血糖検査又はOGTT検査)

 

           +
 HbA1cの検査で基準値以上の場合

 

A血糖値検査(空腹時血糖検査又はOGTT検査)

 

           +
 糖尿病の典型的症状又は確実な糖尿病網膜症がある場合

 

BHbA1cのみ基準値を超えている場合は
  再検査で血糖値検査を行い基準値を超えた場合

 

糖尿病の診断 図

 

※年齢や体重、その他の病歴などにより@又はAの場合でも再検査を行う場合もあります。

 

 

 

高血糖の原因

 

高血糖は様々な原因が重なってなってしまうことがありますが、ここでは大きく二つの原因に分けて説明します。

 

@血糖値を下げるインスリンの分泌量が少なくなることによる高血糖

高血糖になる原因の一つに、

 

血糖値を下げるためのホルモンである

 

インスリンの分泌量が少なくなってしまうことがあげられます。

 

血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンは

 

膵臓のβ細胞にある

 

ランゲルハンス島と呼ばれる器官から分泌されます。

 

遺伝などの要因に加えて、

 

不規則な生活習慣やストレスなどの環境要因が重なって

 

膵臓の働きが弱り、インスリンの分泌が少なくなってしまうのです。

 

日本人の膵臓の働きは弱く、

 

諸外国の人たちに比べ元々糖尿病などの病気になりやすい民族だと言われています。

 

病院で高血糖と言われた時点で

 

インスリンの分泌量が少なくなっている

 

可能性が高いので、生活習慣の改善を行わなければ、

 

さらにインスリンの分泌が少なくなってしまい、最終的には糖尿病になってしまう恐れがあります。

 

 

 

Aインスリンの働きが悪くなることによる高血糖(インスリン抵抗性)

インスリンが何らかの原因で効きにくくなっている状態をインスリンの抵抗性といいます。

 

インスリンは血液中の糖を肝臓や筋肉に取り込むように信号を送る役割を果たしていますが、

 

内臓脂肪などの蓄積によりその信号が正常に送れなくなってしまいます。

 

結果、血液中の糖が肝臓や筋肉に取り込まれず、高血糖となってしまうのです。

 

さらにインスリン抵抗性があると、

 

なかなか血糖値が下がらないためにインスリンを余計に分泌させてしまい

 

膵臓に負担をかけてしまいます。

 

結果的に@の原因であるインスリンの分泌量が減ってしまい、

 

さらに高血糖の状態が続くようになっていきます。

 

メタボリックシンドロームなどの要因が大きく、

 

内臓脂肪の高い人はインスリンの抵抗性が高くなる傾向にあります。

 

 

 

 

 

 

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