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企業に対して志望動機を考える場合、病院や施設とは少し異なりその企業独自の特徴を捉えなぜその会社を選んだのかを考えなければいけません。管理栄養士が就活をする業種としては、委託、商品メーカー、ジムトレーナー、特定保健指導などがあります。そういった企業に対する志望動機の考え方をまとめました。
それぞれ業務内容は全く異なりますが、基本的な考え方は変わりませんので是非、参考にしてください。
就活を始めると【企業研究】という言葉を耳にすると思いますが、最も重要なキーワードになります。
企業に対して就活を行う場合は、
1.なぜその職種を選んだのか?
2.なぜその業界を選んだのか?
3.なぜその企業を選んだのか
この3つを明確にしなければいけません。
※職種:開発・販売・営業など
1.職種研究、2.業界研究、3.企業研究とします。
この3つの研究がしっかりとできていないと、どこか曖昧な志望動機になってしまいがちなので、最も大切なポイントだといえます。下記では具体的に志望動機の考え方・書き方についてまとめているので参考にしてください。ちなみに私が学生の頃に就活をしたのは、コンビニなどに向けたおにぎりや弁当を作っている企業でした。
実際に内定を貰ったときの体験からまとめてみたので参考になるかと思います。
@きっかけ
(例)
学校の授業で食品学を学び、食品加工に興味を持った。
昔からものつくりが好きで、やりがいを感じるから。
A仕事内容の理解
企業によっても異なりますが、開発といっても企画開発から研究開発などがあります。その中でどの分野の開発に携わりたいのかを明確にします。ここでは企画開発を志望するとして考えます。
企画開発職の仕事内容▼
・市場の調査(マーケティング)
・商品のプランディング
・営業や研究チームとの調整
・プレゼン
B活かせる能力・経験・分野
その職種に活かせることをできるだけ多く書き出し、一つ一つに簡単な根拠を考えます。
・献立作成経験⇒例:食材の栄養価の把握、バランスのいい献立作成の知識・技術
・プレゼンスキル
・管理栄養士としての食品に対する知識
・調理経験
・商品開発に携わった経験
・食品科学の知識
・コミュニケーションスキル
・実習などのリーダー
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@業界の中でも分野を絞る
(例)コンビニ向けの弁当を作っている食品メーカー
Aその業界に興味を持った理由
(例)健康志向が高まる中で、コンビニの弁当も栄養バランスが考えられたものに需要があると思い、管理栄養士としての献立に関する知識や調理経験などを活かして働けると思った。
Bその業界の将来性を考える
(例)これからもコンビニなどが増えていくと考えられるので、将来性が高い。
Cどんな企業があるのか調べる
※できるだけ細かく
(例)
・規模(社員数、全国展開の有無、店舗数、工場の数など)
・社長の名前と概要
・企業理念
・商品知識
・商品の口コミ
・提携先
・同業他社との比較
・企業の現状と将来性
・ポイント1、2でまとめたことが活かせるか
・企業のこだわり
・ネット上での噂
志望動機例文▼※履歴書用
私は「食」という分野において、食品学から栄養学、そして調理技術まで幅広く学んで参りました。
大学の授業の一環で企業と共同して食品開発に携わり、開発という分野で学んできたことを活かせないかと考えるようになりました。
貴社においては身近なコンビニ弁当という枠に捉われず、栄養バランスや彩を考え、バラエティに富んだ商品があり、大変魅力を感じています。
健康志向が高まる現代ではコンビニといった身近な場所で買うものだからこそ、そういった付加価値のある商品作りが重要だと考えています。
私もこれまで学んできたことを活かしつつ、貴社の「ニーズを捉えた商品の開発」に貢献させて頂きたいと思い、応募させて頂きました。
いかがだったでしょうか?
志望動機は就職活動で最も重要なテーマになります。
めんどくさいと思っても、将来のためにじっくりと考察し、志望動機を考えましょう。
病院・施設などの志望動機の考え方はこちら⇒管理栄養士、病院・施設の志望動機の考え方