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雇用保険は失業したときの生活を心配せずに転職活動を行えるように失業給付などの支給に関する保険です。
意外と失業保険について、知らない人が多いのでまとめておきます。
失業給付は失業した雇用保険加入者のうち、条件を満たした人に失業期間の間、現金を支給する制度です。
ただし自己都合退職の場合、退職日から最初の失業給付を貰えるまでに最低でも4カ月はかかるので注意しましょう。
失業給付の条件▼
@.離職する前の2年間に、雇用保険加入歴が12か月以上
※継続していなくてもOK
Aハローワークで求職の登録及び求職活動を行っている。
B4週間に1度はハローワークに失業中の認定を継続する
※4ヵ月間失業をしていた場合は4回の認定手続きを行う。
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手続き場所
ハローワーク⇒公式HPはこちら
失業保険の手続きに必要な書類▼
雇用保険被保険者証
雇用保険被保険者証は厚生労働省が発行している雇用保険の加入を証明するための書類になります。
基本的には退職時に雇用者側が発行することになっています。
雇用保険被保険者証は失業手当の受給の際に必ず必要になる書類なので絶対になくさないようにしましょう。
離職票
離職票は失業手当をもらうことを前提で必要になる書類で、退職理由・今までの給料・出社日などが記載されており、給付の額を決める際に使用されます。
一般的には雇用者側に労働者からの申し込みがなければ発行してくれません。
もし失業給付を考えている場合は、退職する職場に言っておくことを忘れないようにしましょう。
基本的な計算方法▼
@退職前6カ月間の給料の合計(ボーナスは除く)÷180=賃金日額
A基本手当日額=賃金日額の60〜80%
Bもらえる基本手当の総額=基本手当日額×所定給付日数
これが基本的な計算方法になりますが、少しわかりにくいので説明しておきます。
簡単に言うと、前職の給料を1日当たりの平均額に(これを賃金日額)計算した額の約6〜8割が支給されるということになります。
※各種手当や残業代なども含めた金額(額面)で計算。
※保険料などが引かれる前の総収入で計算。
失業給付計算例▼
30代 月給20万円の場合
@200000×6カ月÷180= 6666(賃金日額)
A6666×60〜80% ⇒基本手当日当※年齢などによって割合が異なります
この計算で行くと、基本手当日額が約4000〜5300円となるので基本手当日額が4000円だったと仮定し、給付日数が90日とすると、
4000×90=360000万円となります。
つまり、1カ月半あたり36万円の失業給付金が支給されるということになります。