栄養士の給料 2022年

栄養士の給料 2023

 

※2022年5月調べ

 

栄養士、管理栄養士の給料は安い安いといわれますが、実際にどうなのか、

 

ハローワークなどで実際に出されている求人から職種別に給料を調べました。

 

どのような職種においても経験によって給料が加算されるため、ここでの平均的な給料は一部の役職や平均的ではない高給の管理栄養士を除いた一般的なな給料になります。

 

昇給は働く場所によりますが、大抵は2000〜3000円/毎年の基本給が上がると考えていいと思います。

 

プラスαで役職手当などの手当てが2〜3万円つくことがあります。

 

その他、残業代が付く場合もあるため一概にはいえませんが、残業代がつく委託給食や病院ほどそもそもの給料が低く設定されていることが多いです。

 

残業代込みでの年俸制であったり、見込み残業代として残業代の有無や長さにかかわらず月給に元々含まれていたりするケースが多いのでこのサイト上での平均給料を参考にしても間違いはないかと思います。

 

INDEX

 

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栄養士と管理栄養士の給料、収入の違い

 

栄養士と管理栄養士の給料は一般的に月に2〜3万円程の差があり、年間で20〜30万円程度の差が出ることになります。しかし働く場所によっても異なりますし、管理栄養士の資格がないと働けない病院や施設などの職場もあるので一概にいうことは不可能です。

 

栄養士は栄養系の二年生短大又は専門学校を卒業すれば、試験を受けずに資格を得ることができますが、管理栄養士は四年生の大学に行くか、栄養士を取得後3年以上の実務経験を経て国家試験に合格しなければ取得できません。そのため、専門的な医学知識を必要とする病院や福祉施設では基本的に管理栄養士の採用しかしていない職場も多くあります。

 

また最近では病院の採用条件が大学卒になっていることも多く、短大や専門卒で委託などで経験を積み管理栄養士を取得しても就職が難しいといった事例が多くなってきています。

 

栄養士の給料と職場

 

栄養士の主な職場としては、委託給食会社、保育園、市役所などがあります。栄養士の資格のみだと病院や福祉施設で働くには、委託給食会社に入社し派遣される必要があり、最近では病院や施設側の職員として働ける職場は減ってきています。

 

一方、市役所などの公務員関連で募集されているのは栄養士のみでの採用もあるため、必ずしも管理栄養士を必要としません。近年、保育園の人手不足が問題視され、保育園で働く栄養士の待遇も年々よくなってきており、職場によっては管理栄養士の採用よりも良い条件で募集しているところもあります。

 

委託給食会社に限っては、栄養士、管理栄養士問わず採用をしていますが、管理栄養士を持っていると資格手当が2〜3万円つくケースがほとんどです。ただし、給料が違うものの仕事内容は同様なので、管理栄養士資格を持っている方がもちろん収入面では良いといえます。

 

新卒栄養士の給料目安

月の給料

賞与
(ボーナス)

年間の収入
平均的な給料 16〜20万円 10〜40万円/年

240〜
300万円

 

管理栄養士の給料(年収)と他業種の一般的な給料(年収)との比較

 

管理栄養士 一般平均※
平均月給料 20.5万円 24万円
平均年間賞与 54.3万円 60万円
平均給料 300.3万円 360万円

 

※一般的な平均年収等については全国的な給料の中央値を採用しております。一部の高給者を除いて計算したものです。

 

一般的な平均給料(年収)と比べると約60万円ほどの差があります。賞与を比較するとそこまでの差はないようですが、月給にはやや低くなるためこういった結果になりました。サラリーマンやサービス業(大卒)と比較してもほとんどの管理栄養士の給料は低い傾向にあります。

 

食品関係や開発関連の会社などの給料は含まれていないため、低くなる傾向にありますが、企業に関してははっきりと管理栄養士としての採用ではないため一般的な職種と考え除いております。専門職としての管理栄養士の収入は実際あまり高くないといえるでしょう。

 

ただ、病院での経験がある私としては管理栄養士であることのメリットもあると思っています。というのも、病院で働くうえで、昼食は大概検食として無料で食べれたり余ったパンを朝食として食べたり医療費が無料になったりともちろん働く場所によりますが、そういったメリットもあると思います

 

一般的なサラリーマンの知人などは確かに給料はいいですが、残業も多く、場合によっては残業に含まれない余計な仕事も多いため、時給で計算すると管理栄養士より低い場合もあります。そのため一概に給料が高いからメリットがあるとは言い切ることはできません。

 

管理栄養士 病院の給料 最低月収と最高月収

平均給料(月収) 平均賞与 平均年収 最低給料(月収) 最大給料(月収)
20.4 65.3 310.1 13.4 35

 

管理栄養士が最も専門職としての実力を発揮できる職場といえば病院でしょう。しかし、病院によってはかなりブラックな施設も実際に存在し、最低月給からみてわかる通り13.4万円とかなり低い病院も存在します。

 

小さい病院で尚且つ院長が昔の知識しかないような病院では、管理栄養士は給食現場で給食を作るものという意識があり、給料が最も低い立場ということもあります。基本的には床数が多い、大きな病院であれば新卒でも20万円前後の給料が平均的な給料になります。

 

床数が少なくなればなるほど、大抵は給料が低く休日数が少ないという特徴があります。ただし、病院や上司によってその考えややり方もことなりますので一概にはいえません私自身最後に働いていた病院は51床という病院と呼べる最低の床数しかない病院でしたが、給料はなかなか良いほうで、休日数もかなり多かったです。

 

本当に医療を自分でもお金をかけて学び、必要な資格を取ったりして大病院などで働けばさらに高い給料を期待できます。私が聞いたことのある管理栄養士は、30代で年収で700万円程度でした。専門職のいいところはやる気次第で給料が反映されるという点だと思います。

 

管理栄養士 老人ホームの給料 最低月収と最高月収

平均給料(月収) 平均賞与 平均年収 最低給料(月収) 最大給料(月収)
20 63.2 303.2 14.2 29.7

老人ホームの管理栄養士の給料は病院と比較すると平均的にはやや低くなります。しかし、病院などで栄養管理の基礎を学び、病院で働くことに疲れた方などが老人ホームの管理栄養士に転職することはよくあることで、病院と比較すると細かい栄養管理も必要なく、イベントなども多いため楽しく働いている方も多いです。

 

特に老人ホームでは過去の経歴による給料加算がしっかりとつくこともあり、給料は高い場合もあります。近年、介護報酬の改定により、これまで管理栄養士が1人体制という老人ホームも多かったですが、2人体制にせざるを得ないことも多くなり求人は増えています。

 

ただし、1人体制が2人体制になったとしても介護報酬のシステム上、売上が増えるわけではなく、単に一人で回せる仕事ではなくなったというだけで管理栄養士の給料が上がることは期待できません。また病院と比べると年間の休日数が少なく、時給計算するとあまり給料がいいとはいえないでしょう。

 

 

 

管理栄養士 保育園の給料 最低月収と最高月収
平均給料(月収) 平均賞与 平均年収 最低給料(月収) 最大給料(月収)
20 52.3 292.3 14 35.7

保育園では栄養士のみで採用しているケースがほとんどですが、職場によっては手当をつけているところもあります。最近で保育士の人手不足が深刻な問題となり、保育士の待遇改善に伴い、保育園栄養士の給料も多少改善されてきています。

 

求人によっては病院の管理栄養士よりも基本給が高く、都会だと社宅を格安で借りれるところも増えてきているようです。年収ベースで考えると病院よりも待遇がいい職場も少なくありません。子供や職の分野が好きな方には天職といえる職場になってきています。

 

管理栄養士 委託給食の給料 最低月収と最高月収
平均給料(月収) 平均賞与 平均年収 最低給料(月収) 最大給料(月収)
21.5 36.3 294.3 15 33

託給食会社の給料ですが働く場所や給食会社によってかなりの差があります。規模の大きい病院などの委託で役職をもらったり、本社での献立作成業務などを担う場合は比較的給料はよくなり、一般的なサラリーマンと変わらない給料を貰っている人も少なくありません。

 

年俸制にして残業代を払わなかったり、長時間の残業があったりなどイメージ通りブラックな面もかなりあります。特に人手不足が顕著な田舎に多いらしく、二か月に一度しか休めなかったという方もいらっしゃいました。

 

しかしながら、近年では人手不足を解決しようと様々な施策を講じている企業も増え、年間休日が120日ある委託給食会社もあります。就職を悩んでいる方は色々な角度から見て、待遇など不満がないような委託給食会社で働けるよう考えてみましょう。

 

こちらの記事もおすすめです⇒栄養士向け 委託給食会社ランキング 口コミ

管理栄養士 各職種給料比較表

職場別給料比較表

平均給料(月収9 平均賞与 平均給料(年収)
病院 20.4 65.3 310.1
老人ホーム 20 63.2 303.2
保育園 20 52.3 292.3
委託給食 21.5 36.3 294.3
全体平均 20.5 54.3 300.3

一般職との比較

 

栄養士(栄養士・管理栄養士)

サラリーマン

平均給料(月収)

22.8万円

 

賞与

56万円

 

平均年収

330万円

414万円

労働時間

166時間

 

残業時間(月)

5時間

 

勤続年数

7.2年

 

平均年齢

34.7歳

 

 

 

栄養士と管理栄養士を含めた統計しかなので、管理栄養士だけの平均給与はわかりませんでした。管理栄養士だけならもう少し高くなるかと思います。栄養士の残業が平均5時間は恐らくありえないので、実際に支払いされている残業代の平均かと思われます。

 

サラリーマンと比較すると84万円もの開きがあります。管理栄養士でも高給の方は数多くいらっしゃいますが、ほとんどの方が薄給には変わりありません。サラリーマンは平均給与アップしていますが、栄養士はここ10〜20年変わっていません

 

年々食材量の物価は上がっていますが、食材に関する医療報酬の利益は変わっていないため、ほとんどの病院や施設が給食で赤字となっています。もちろん、関係のない職場もありますが、この先平均的な給料や収入が上がる可能性は低いと考えられます。

 

 

管理人が病院管理栄養士として働いていたときの実際の給料 収入

 

私は三つの病院で累計8年ほど病院の管理栄養士として働いていた経験があります。そのときの給料、収入をざっとまとめてみました。※関西です

私立 総合病院 (新卒時)

 

私立 内科病院 (管理栄養士歴4年〜)

 

私立 専門病院 (管理栄養士歴7年〜)

 

300床 総合病院の管理栄養士の給料

初年度の給料

 

月給 24〜31万円
 基本給 20万円
 残業代 4〜11万円
賞与    40万円
年収    350〜万円

 

(額面※保険料などを引いていない額です)

 

残業がかなり多く、多い月では100時間くらいありましたが実際に支払われていたのは6割程度でした。そのためもし残業代が全額振り込まれていたのであれば実際の年収は400万円程度だったと思います。基本給は新卒で病院採用にしては良いほうでしたが、賞与は少なく年間で2か月分程度でした。

 

管理栄養士としては比較的収入面等良かったですが、総合病院だけあり、勉強費用がかなりかかるので生活は楽ではなかった記憶があります。また常に人手不足で退職者が後を立たず、収入が良くても長く続けられるような職場ではありませんでした。

 

 

私立 60床 内科病院の給料(管理栄養士歴4年〜)

初年度の給料

 

月給 28万円
 基本給 14万円
 手当  14万円※役職手当含む
賞与    50万円
年収    380〜万円

 

(額面※保険料などを引いていない額です)

 

一般的な内科系の私立病院です。小さい病院や施設にありがちな、基本給が異常に低く手当が基本給と変わらない額になっているパターンです。ただし、残業もほぼなくシフトも好きな日に休めることが多かったので待遇自体はかなり良かったと思います。

 

院長や事務部長との距離も近く、何かあれば相談しやすい職場でした。ただしこういった小さい私立病院は年々経営悪化しているので、この職場も徐々に賞与も下がっていきました。

 

 

私立 専門病院の給料 (管理栄養士歴7年〜)

初年度の給料

 

月給 28〜30万円
 基本給 16万円
 手当  12万円※役職手当含む
 残業代 0〜2万円
賞与    50万円
年収    400万円

 

(額面※保険料などを引いていない額です)

 

最後に働いていた専門病院の給料、収入です。以前までの給与をもとにした給料だったので、以前よりもやや収入が上がっています。しかしこの病院もなかなかの経営難で、賞与は毎年下がっているとのことでした。

 

この病院に限っては職員食がなく、昼食が実費だったので正直相対的に考えると前病院よりも待遇は悪かったように思います。求人に載っている条件だけではその職場の良し悪しは正直分からないと思います。